3Dプリンティング/AM技術の総合展

3Dプリント担当?のItoです。1/29~31に東京ビッグサイトで行われている【-3Dプリンティング/AM技術の総合展-】に行ってきました。3Dプリントをはじめ複雑な形状の部品を単品でも短納期、低コストで作れる可能性があるAM(アクティブ・マニュファクチャリング)/3Dプリンティング機器と技術の展示会です。うちでも昨年より3Dプリンタを導入していろいろなケースで実験的に使用しているところなので新たな技術や機器の情報収集のために行きました。今使用している3Dプリンタの新機種としてローコストモデルながら、金属フィラメントを使用できるものが出たとの案内があり、それをチェックするのが主な目的です。ちょうど新型コロナウイルスの話題もあり会場は比較的空いている印象でした。説明員の方々もマスク着用がほとんどでしたね。さて肝心の金属フィラメント使用可能な機種を見ました。外観的にはこれまでの機種と全く同じ筐体で色が違うくらいですね。内部構造も同じですが、ベッドとノズル部分が違うようです。出力サンプルが置かれていてそれなりの出来ですが、本当にこんなレベルでできるものでしょうか?いくつか質問して詳細説明をうかがうことにします。



1)従来機種とどこが異なるのか?
Ans:ベッドとノズルを変えることで金属フィラメントに対応

2)金属フィラメントの種類と値段は?
Ans:現状フィラメントはステンレス316のみで、今後銅フィラメントなどの予定がある
価格は1,5~2万円程度の予定

3)造形時間は従来のフィラメントと比べてどのくらいになるのか?
Ans:同じ形状でPLAフィラメントと比較すると5~6倍の時間がかかる
(充填率を100%にする必要があるため)

4)出力ソフトウエアは?
Ans:新規の専用ソフトウエアで行う

5)後処理などの制作工程は?
Ans:プリント後、脱脂処理(脱脂炉)およびサポート除去処理、その後焼結処理して完成。
脱脂と焼結処理は有償サービス提供の予定

6)その他注意事項は?
Ans:焼結処理をすることによりモデルが縮小するので、それを見込んだうえでの3Dプリントが必要
(新ソフトウエア上にて数値予測およびデータ対応)

ということで、本体価格10万円以下は確かに画期的なのですが、出力時間及び後処理工程を考えるとまだ気軽につかえるというものではない気がします。自分たちで出力時のトライ&エラーもかなり必要と感じました。ただ、今後こういう形でデスクトップでの金属3Dプリントは増えてくるでしょうからつねにチェックしたいと思います。その他のブースもざっとみてきましたが、低価格モデルと高機能モデルにおおきく分かれてきており低価格はより気軽に、高機能はより精密で大きなものができるようになるのでしょう。3Dプリンターに関しての記事は引き続きアップしたいと思います。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *