人工呼吸器をすぐに作れと言われても….

Koishiです。コロナの猛威でマスクだけでなく人工呼吸器の不足も深刻化している状況です。そのため異業種からの人工呼吸器開発も話題になってます。例えばファクトリー閉鎖中のF1チームが技術力を生かして人工呼吸器を開発するとか何とか… ゼノデザインも常々医療機器のデザインと開発に携わってますが現実的には医療機器は異業種がすぐに開発/運用できるほど簡単ではありません。通常、開発から試験、認可と何年もかかるわけでそれを飛び越えると医療事故に直結します。ましてや今は世界中の産業&物流が止まってますから部品を手配することすらままならない状況です。そしてたとえ作れたとしても製品の流通やサポート体制が整っていないと危険すぎて運用できません。さらに問題なのは高度な医療機器の操作は臨床技師でないと扱えないため人工呼吸器を大量に作っても病床や人的リソースが追い付かないことも考慮しないといけません。

工業製品は研究開発や生産設備に膨大な投資と時間が必要です。なのでそう簡単にすぐに開発/製造/量産/そして増産ってわけにはいきません。その後、F1の人工呼吸器やテスラの人工呼吸器もあまり上手くいっていないようです。トランプ大統領が「アメリカでマスク製造しろ」と3Mに指令を出したそうですがあの大御所の3Mですらマスクを製造するだけでもリスクが大きすぎるとかなり渋っているのが現実です。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *