3Dマスク制作

ご無沙汰しておりますitoです。
弊社も基本的にしばらくテレワークに移行とはいえ、お天気が良くバイク通勤が可能な時は出社しております。
クライアントとのweb会議や社内での打ち合わせなどが主ですが、来て空き時間があるのでこの機会に3Dプリンタでのマスク作りをやってみることにしました。検索するとweb上にかなりいろいろなデータが公開されていますね。

弊社の使っている3Dプリンタは最大で150mm角のものが造形できますので、そのサイズ内に収まるものでなければなりません。
造形方法としてはFDM(材料押出堆積法)と呼ばれるもので素材のフィラメントを加熱しノズルから押し出して積層していくものです。
簡易な造形物には向いていますが積み上げ式なので積層跡が目立ち、表面の滑らかさはなく形状的にあまり複雑なものには適していません。
また、素材もいろいろありますが今回はまず一般的なPLAという樹脂で作ります。
これは植物由来の乳酸から作られたプラスチック素材で顔などに触れる安全面を考えると適していますが、強度や耐久性はやや劣ります。
今回の造形物はかなり薄いのでこの固さのある樹脂でどこまでできるか試します。

1)造形方向や樹脂に合わせてデータを調整し、造形用データに変換後プリンタに送信します。


2)限界造形サイズぎりぎりなので斜めに配置して造形開始です。大きさや樹脂種類、
プリンタセッティングなどにより造形時間が変わりますが、今回のものは2種のパーツ構成で造形予想時間は
1組作るのに約6~7時間かかります。


3)アウターが完成しました。


4)そのままでは積層跡やバリ・スラグなどがあるので、ある程度は削ったりして仕上げます。


5)同様にインナーも作って造形は完成しました。かなり薄いのと積層跡があるのであまり力を入れると割れます。


6)ゴム部分は使い終わったマスクのゴムを再利用します。


7)アウターとインナーの間に不織布やペーパータオルなどを挟み込んで交換して使います。
インナー、アウターは洗えますので清潔を保つことができます。


8)完成したマスク一式。


9)装着例です。固い素材なので顔へのフィット感という意味では人によってすき間があったりしますが
呼吸部はフィルターでカバーされているので飛散防止には役立つと思われます。

今後、素材のフィラメントをもう少し柔軟な種類に変えたり、サイズ的な検討もして使えるものにしたいです。
時間と手間はかかりますが、こんな状況の時にデザインは何ができるのか考えて行きましょう。

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