社長の思い出ノート1

山中です。
私が以前勤めていたデザイン会社の「E」社でかかわった仕事をご紹介するコーナーからブログコーナーに特別寄稿です。日本たばこのパッケージデザインの仕事をご紹介したいと思います。1988年ですから、まさにバブル時代です。なんと30年前です!わが社の一番若いスタッフでも3歳か(愕然)。
私のデザイナー人生の中でも大変思い出深い仕事でしたので、少しだけご紹介したいと思います。
依頼は広告代理店D社、パッケージデザイン、商品のロゴマークのデザインを依頼されました。
時代はバブル景気で、欧米の高級煙草に引けを取らない高級ブランドにしたいという内容でした。
「D」社も精鋭部隊、日本たばこ側も当時、大ヒットしていたマイルドセブンのブランドマネージャーが担当、とかなり力が入ったプロジェクトとしてスタートしました。
開発アイテムは、通常の紙巻きたばこ、細巻の葉巻、葉巻、パイプ用刻み葉の4点。モデルは合わせると100点ぐらい近く作りましたね。
試作モデルの一部を記録に撮った写真です。

最終決定した紙巻きたばこのパッケージです。メタリック印刷した用紙を使用しています。まるでシガレットケースです。

これは、細巻葉巻のパッケージです。シガリロというそうです。

たばこはカートン購入されることもあるので、カートン用パッケージです。一本ずつ薬のパッケージのように納めました。

葉巻のパッケージです。一本ずつ金属のパイプに納め、両端は木でシールドしています。

「D」社がプレゼンに使ったブックレット。50ページを短時間に製本してしまいました。後で聞くと「D」社でもそう多くはないと言ってました。今でこそ、pdf印刷で簡単ですが30年前は大変でした。

好評のうちに日本たばこ本社大プレゼンが終わり、商品になるのを楽しみにしたのですが、半年後に発売中止の連絡がありました。理由は簡単、バブル崩壊です。まるで夢を見ているようでした。
すべての高級品デザインプロジェクトはあっけなくバブル終焉とともに消え去りました。
昔々のお話ですね。

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