PPとMPの狭間

itoです。久しぶりに3Dプリンタの話題を。
何度かブログ記事にしておりますが、弊社では2年ほど前からFDM方式(材料押出推積法)の3Dプリンタを導入ています。
3Dプリンタにはその他に光造形方式(レーザー式、DPL式)・粉末結晶積層造形方式等もありますが、小規模事務所としては
比較的運用が簡単で、投資費用が少なくて済むFDM方式を選択しました。
おもに形状確認や簡易モデルの部品作成などに利用しています。
弊社の使用機種は造形サイズが150mm×150mm×150mmでもう少し大きなサイズが造形出来ると良いのですが、
FDM方式である程度の精度を保った大型造形となると機種が少ない上に本体価格も高額になります。
造形方式ゆえに製作時間がかかり(射出ノズルの移動時間)またノズルの移動距離が長くなると精度が悪くなるといったマイナス要素が増えます。
しばらくはパーツ分解などで対応していくつもりですが、いくつか今年になって大型の積層方式3Dプリンタが発表されましたのでそれらを紹介します。

まず弊社が使用しているFlashForge社製Adventure3の上位機種としてAdventure4が発表されました。


基本的にはAdventure3の大型化で主な仕様はほぼ同じですが、造形サイズが220mm×220mm×250mmになっています。
このサイズですと液体容器などのモデルが1度で造形できるのでパッケージデザインの検証に役立ちそうですし、その他ノズルが高温に対応(240→260°C)フィラメント対応範囲が広がる、
本体操作パネルの大型化など使い勝手も向上しているようです。また10万円以下(税込み¥96,800-)と抑えられた発売予定価格も魅力です。
本国では7月に発売予定とのことでしたが、日本向けにローカライズと検証を行うので国内で出荷は10月以降になるようです。

同じFlashForge社製の光造形3Dプリンタ Foto 6.0(LCD方式)も造形サイズを130mm×82mm×155mmから192mm×120mm×200mmにアップしたFoto 8.9が発表されました。



価格も¥88,000-とこちらも以外に低価格
光造形方式は造形サイズが小さかったり、造形後の後処理に手間がかかりますが造形精度はFDM方式よりも高いので精密モデルを作る目的ならばこちらの選択もあるかと思います。

最後に、一般向けではありませんが国産の超大型3Dプリンタ『茶室』も発表されています。


こちらはなんと造形サイズが3m×3m×3mもあるとのことで、記事内では2.8m×1.2m×1.1mの屋外用ベンチを24時間で出力しています。
国産3Dプリンタはどうしても高価格になりますが、これは市販される場合いくらになるのでしょうか。

今後も引き続き3Dプリンタ関係の情報を発信して行きたいと思います。
精度・サイズともに進化している3Dプリンタ。
造形時間やコスト、素材の耐久対候性など問題もありますが、PP(プリプロダクション)とMP(マスプロダクション)の間を埋められるような3Dプリンタが出てくることを願います。

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